沿革と特徴

ウイリアムス神学館は、1948年(昭和23年)に、婦人伝道師と男子レイリ-ダ-の養成を目的として、その歩みが始められました。その後時を経て、教役者を志願する者の教育と訓練が中心的使命となり、今日までの67年間に、本科生及び特別聴講生・伝道師養成コース等を合わせて175名を越える方々がここで学び、その多くが、公会の働き人として、第一線で活躍されています。日本聖公会初代主教のウイリアムス師父の生き方をあらわす「道を伝えて、己を伝えず」を建学の精神とし、礼拝・神学・生活の三つをカリキュラムの柱に据えて、全人的成長を願っています。ことに教学面では、知的な学びのみに偏らず、教会の現場での働き人の養成を目指すために、土曜日と主日は教会実習を必修とすることを伝統的に重視してきました。そして学生の指導に当たる教授陣のほとんどが、宣教・牧会の第一線で働く牧会者であることも大きな特徴です。このような中で、現場での体験をもとにした生きた神学に触れる機会を多く持つことができます。
また近年新設された伝道師養成コース(1年間)では、適切な訓練を経て、信徒伝道者として公会で奉仕しようと願う方々への要望にも応えようとしています。
今、公会では働き人が求められています。一人でも多くの志願者が、当神学館での学びと訓練のもとで、明日の日本聖公会を担う教役者として育っていくことを願っています。
教授構成

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高地 敬 - 理事長・聖公会主教
- ギリシャ語
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黒田 裕 - 館長・聖公会司祭
- 文献講読、英書講読、牧会学、説教論、今日の宣教
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岩城 聰 - 聖公会司祭
- 教理学、聖公会論
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浦地 洪一 - 聖公会司祭
- 法憲法規
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勝村 弘也 - 旧約聖書学者
- 旧約学
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菊地 伸二 - 名古屋柳城短期大学教授
- 哲学入門、教会史、ギリシャ語、ラテン語
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クラウス・シュペネマン - 同志社大学名誉教授
- キリスト教倫理学
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下田屋一朗 - 聖公会司祭
- ヘブライ語
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辻 彩乃 - 聖公会信徒
- 教会音楽
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樋口 進 - 関西学院大学教授
- 旧約学
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前川 裕 - 関西学院大学准教授
- 新約学
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嶺重 淑 - 関西学院大学教授
- 新約学
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出口 創 - 聖公会司祭
- 日本キリスト教史
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林 和広 - 聖公会司祭
- 礼拝学
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麓 敦子 - 聖公会司祭
- 礼拝学
所在地
日本聖公会 ウイリアムス神学館
〒602-8011 京都市上京区桜鶴円町380
TEL:075-431-5406 / FAX:075-431-5445
<アクセス>地下鉄烏丸線丸太町駅下車、北へ徒歩5分